人類至上最大の敵現れる
誰もが憎む悪魔のような生き物…その容姿、動き、死してもなお蘇るかのような生命力を持つ生き物…
まさか自分の部屋に現れるとは…最初は相手にしようとは思わなかったが、ヤツは自分が手を出さないことに調子づいたのか、我が物顔で部屋を飛び始めた。
満足気に着地した後はまた緩慢な動きを始めた。
もう我慢ができない!!いくら何でも我が物顔しすぎだ!
自分の中の正義の心が目覚め、悪魔との戦いをそれが決意させた。勝算はあるのか?分からない。
かと言って逃げるわけにいかない。平穏を取り戻すためには戦わなくてはいけないのだ。
武器を手に取り、ヤツの棺桶を用意した万全の状態で戦いは始まった。
ヤツはこちらの殺気に気づいていない。少しずつ必殺の間合いを計り、ついにこちらの間合いにヤツが入った!
気合い一発、居合いをかましたのだがヤツは自分か出した殺気に気づいたのだろうか、急に素早くなった動きでこちらの攻撃をかわしてしまった。
なんて事だ!
優位な状態で戦いをしていたのに、最大の屈辱といえる失敗をしてしまった。
ヤツはこちらをあざ笑うかのように闇に姿を消していった…
ヤツはきっとこれからも姿を現すだろう。そのときが最終決着となるに違いない。
戦いは、始まったばかりだ。
トゥービーコンティニュー