敵は一人とは限らない
今日家に帰ってきたときのこと。僕の、いや人類最大の宿敵とも言える存在が部屋を牛耳っていた。あまりのおぞましい光景にしばし硬直するが…聖剣『サランラップ』を装備していざ尋常に勝負!
奴等とは短期決戦でいくしかない。すぐさまコーナーポストに追い込み、必殺の一撃を食らわせると奴は息絶えた…
人類の勝利がそこにあった。忌み嫌うべき存在ではあったが、丁重に葬った。何故だろう。部屋を汚したくなかっただけなんだけどね。
そしてしばらく休息していると…上から黒い物体が落ちてきた!
何たることだ!
敵は一人じゃなかったのか!前にドラゴン紫龍が黒聖闘士の双子に大苦戦したことがあったが、まさか現実のものになるとは…
奴は恐怖を与えると、すぐに身を潜めた。しかしながら、決着はすぐについた。ついてしまったのだ。
敷布団へ横になり、しばらくしてからふと敷布団をめくってみたら…奴の変わり果てた姿がそこにあったのだ。
戦いはあっけなく終わってしまったのだ。これもまた、丁重に葬ってやった。
戦場ではちょっとした油断が命取り。今日もまた、僕は一つのことを学びそして明日からも生きていく。
とりあえず、皿洗って米を研ごう。
この作品はノンフィクションです。登場する人物・団体は現実のものと関係あったりなかったりです。やや誇張した適当表現がふんだんに盛り込まれておりますが、皆様生暖かくかつ寛大な心でスルーするか笑い飛ばしていただくと幸いでございます。
あとがき
この作品は人類最大の敵とも言えるご〇ぶ〇と僕の戦いの日々を描いたものです。
ちょっと勇敢に闘っているように書きましたが、実際にはびびりまくりでサランラップを持った手も震えまくっていました。
読者の皆さんも彼らとの闘いは一生ついて回るものかと思いますが、人類のプライドと生活を賭けて勝負しましょう!
そこにはきっと輝かしい未来が待っているはずです。
腐痔武拉セニョリータ刑憎
S57年生まれ。多摩川のほとりで拾われる。日々の生活をこれでもかと誇張して書き上げるそのスタイルは、時として読者の反感を買い失笑される。
最近はデブ散らかしているとのことでダイエットに挑戦しようとしているが、あまりに意思が弱いため実現に至ってない、実に残念な人間である。